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指導教員紹介

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当ゼミでは『ビジネスを経済学的な頭で考え、手を動かして分析する』をモットーに、主に産業組織論の分野を研究しています。

 経済学の知識を将来仕事で活かしたい、経済社会をもっと厳密に理解したい、そういう気持ちを持つ方はぜひ当ゼミへの応募を検討してください。

​久保 研介

Kensuke Kubo

慶應義塾大学を1996年に卒業後、アジア経済研究所に20年間研究員として勤務。その間、主にインドを中心とする開発途上国の産業発展、農業開発、貧困問題、教育問題に関する調査研究に従事した。2010~2012年はインド統計研究所の客員研究員としてデリーに駐在し、医薬品の特許保護が消費者に与える影響や、農村部における児童労働の問題を研究。2014~2016年は日本国内で独占禁止法の執行を担う公正取引委員会に出向し、企業結合調査官(主査)として、M&A事案の独禁法審査における経済分析を担当した。2016~2018年は米国系コンサルティング会社で、企業向けの経済分析業務に従事した。カリフォルニア大学バークレー校 Ph.D.(農業資源経済学)。

著作物

論文(英文)

  1. Jha, Shikha, Kensuke Kubo, and Bharat Ramaswami. “International Trade and Risk Sharing in the Global Rice Market: The Impact of Foreign and Domestic Supply Shocks.” Asian Development Review, Vol.33, No.1, pp.162-182. March 2016.

  2. Chatterjee, Chirantan, Kensuke Kubo, Viswanath Pingali. “The Consumer Welfare Implications of Governmental Policies and Firm Strategy in Markets for Medicines.” Journal of Health Economics, Vol.44, pp.255-273. December 2015.

  3. Fuwa, Nobuhiko, Seiro Ito, Kensuke Kubo, Takashi Kurosaki, and Yasuyuki Sawada. “How Does Credit Access Affect Children’s Time Allocation? Evidence from Rural India.” Journal of Globalization and Development, Vol. 3, No. 1. June 2012.

  4. Iizuka, Toshiaki, and Kensuke Kubo. “The Generic Drug Market in Japan: Will It Finally Take Off?” Health Economics, Policy and Law, Vol. 6, No. 3, pp.369-389. June 2011.

  5. Sawada, Yasuyuki, Kensuke Kubo, Nobuhiko Fuwa, Seiro Ito, and Takashi Kurosaki. “On the Mother and Child Labor Nexus under Credit Constraints: Findings from Rural India.” Developing Economies, Vol. 44, No. 4, pp.465-499. December 2006.

  6. Aoki, Reiko, Kensuke Kubo, and Hiroko Yamane. “Patent Policy and Public Health in Developing Countries: Lessons from Japan.” Bulletin of the World Health Organization, Vol. 84, No. 5, pp. 417-418. May 2006.

論文(和文)

  1. 平山賢太郎・福永啓太・久保研介「経済分析を使いこなす:企業結合審査実務のケーススタディ」『公正取引』799・801・803・805・807各号、2017-2018年。

  2. 久保研介「企業結合規制における新しい経済学的ツールの活用」『経済セミナー』698 号、39-43頁、2017 年10・11月。

  3. 小倉義明・福永啓太・久保研介「地域銀行の統合における公取委審査上の論点と経済分析の活用(下)統合の効果を経済学の観点から深堀りする」『週刊金融財政事情』3215 号、34-37頁、2017 年5月29日。

  4. 久保研介・小倉義明・福永啓太「地域銀行の統合における公取委審査上の論点と経済分析の活用(上)企業結合審査において経済分析が果たす役割」『週刊金融財政事情』3214 号、30-33頁、2017 年5月22日。

  5. 若井大輔・久保研介 「大阪製鉄株式会社による東京鋼鐵株式会社の株式取得に関する審査結果について」 『公正取引』 786号 52-57頁 2016年4月。

  6. 久保研介・肥田野亮・橋本庄一郎「ジンマーとバイオメットの統合計画に関する審査結果について」『公正取引』776号 2015年6月。

  7. 不破信彦,伊藤成朗,久保研介,黒崎卓,澤田康幸「インド農村部における児童労働・就学と家計内資源配分」『経済研究』57巻4号 328-343 2006年10月。

  8. 岡田羊祐,久保研介「インド製薬産業における研究開発と特許出願:WTO/TRIPSへの含意」『アジア経済』45巻11-12号 113-146 2004年12月。

編著(英文)

  1. Shigetomi, Shinichi, Kensuke Kubo, and Kazunari Tsukada eds. The World Food Crisis and the Strategies of Asian Rice Exporters. Spot Survey No. 32. Institute of Developing Economies. February 2011.

編著(和文)

  1. 重冨真一,久保研介,塚田和也編『アジア・コメ輸出大国と世界食料危機:タイ・ベトナム・インドの戦略』情勢分析レポート12 アジア経済研究所 2009年11月。

  2. 久保研介編『日本のジェネリック医薬品市場とインド・中国の製薬産業』情勢分析レポート5 アジア経済研究所 2007年3月。

 

所属学会

American Economic Association、International Competition Network (Non-Governmental Advisor)、競争法フォーラム(賛助会員)

 

2022年度担当授業

研究会、産業組織論Ⅰ・Ⅱ、産業組織論(以上大学院)

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